中長期的な日本経済全体への影響は長い目で見守っていく必要がありますが、住宅ローンの金利には早速プラスの影響が出ています。
最近、新聞の一面や経済雑誌、マスコミ等で毎日のように目にし耳にする『マイナス金利』
1月29日の日銀政策決定会合で導入が決定され,2月16日には実務的にもマイナス金利の適用がスタート!
日本経済全体にへの影響が様々な形で報道されていますが、
住宅ローンにはどのような影響が出ているのでしょうか。
早速、大手銀行・地銀をはじめとする各金融機関が住宅ローンの金利引下げを相次いで発表するなど異例な金利引下げが行われています。
私の所に銀行のローンセンターの担当者が金利表を持ってきますが、今まででは考えられないものばかりです。
変動金利は年0.6%以下、10年固定金利で年0.7%台、35年の全期間固定金利も1.48%と歴史的な低水準を維持更新中です。
その背景には、2月9日の日本国内の債券市場において、長期金利がマイナスを記録し、その後もゼロ金利前後で推移し続けている異例の低金利があげられます。
一度上昇しましたが、2月25日時点で▲0.07%と再び長期金利がマイナスに突入しています。
この長期金利は、住宅ローンの金利に連動する非常に重要な指標です。
すでに動き出している金融機関はいくつかありますが、この状態が続けば、2016年3月は各銀行の住宅ローン金利は過去最低を更新することがほぼ間違いありません。
今、お住まい探しを検討している方は、この歴史的な低金利の瞬間に立ち会っていることとなります。少なくとも3月の住宅ローン金利は固定金利を中心に驚異的な低金利になる可能性が高く、住宅ローンに申し込みが殺到する可能性が高いと思います。
住宅ローンは、「申し込み」から、「審査」、「金消契約(ローンの契約)」、「融資実行」まで約3週間~1か月かかるのが一般的です。2016年3月に住宅ローンを借りる、借り換える為には、今から少しでも早めの申し込みを行っておく事をお勧めします。